視点を変える
「みらい視点」という言葉をソーシャルスクールでは、よく使いますが、今回は、その視点ではなく、もう一つお勧めしたい物の見方です。
不登校のお子さんで、周囲の人が気になって仕方がない、気になるから考えて、考えて不安になって学校の事を考えると気持ちが悪くなるという方がいます。
この子の場合、ちょっと変わっていて、周囲の人からいじめられるとか、仲間外れにされるという事ではないのです。本人はどちらかと言えば人気者で人に相談されるタイプ、その相談を受けてしまうと、それについて考え過ぎるんですね。そのうち、相談されなくても、周囲の人間関係がギクシャクしていると気になって仕方がない…。自分には全く関係無くても、何か揉め事が始まるのでないかと心配になってくる…。
そういう時、この子の視点はみんなと同じ高さにしかないですよね。身長が高くない方なので人より低い視点かもしれません。それを高くして欲しいんです。
上から目線という話ではありません。「俯瞰」です。鳥でもあるまいし、そう簡単に上から全体を見渡す事なんて出来ないと思われるかもしれませんが、訓練していけば大丈夫。
実際、このお子さんは、雲に乗った気分で上から見ると、心のざわつきが少し落ち着くかもと言ってくれました。
俯瞰というと小難しく聞こえますが、何事にも大事な視点です。何かに迷った時、是非雲に乗ってみて下さい。
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